IT・システム開発
システム構造の
変革を推進。
会社の未来を担う
確かな手応え。

Driving the transformation of the system structure.
Providing a solid sense of confidence in shaping the company’s future.

interviews 01

Driving the transformation of the system structure.
Providing a solid sense of confidence in shaping the company’s future.

黒川 弘喜
Hiroki Kurokawa
IT推進部 IT企画チーム
2019年入社
※2023年当時
profile
2008年に大学卒業後、メーカー系のシステム開発ベンダーに入社。その後、システム開発のより上流に深く関わる業務を志望し、外資系コンサルティング会社に転職した。ITコンサルタントとして、業務改革の支援やシステム開発を通じてお客さまのビジネスを支える存在から、事業会社で自分の仕事が自社のビジネスに直結する仕事を求めるようになり、再度転職を決意。三井住友海上への入社を決めた。
  • #自社ビジネスに直結する仕事を志望
  • #一つの仕事に長く携われるやりがい
subject01

転職のきっかけと、
三井住友海上を選んだ理由は?

新卒で入社したシステム開発ベンダーでは、通信業界やエネルギー業界のお客さまを中心にシステム開発に従事しました。主にWeb系のシステム開発に携わりましたが、システム開発の要件定義などの上流工程から、コーディング・テスト等の下流工程まで幅広く経験しました。
2社目の外資系コンサルティング会社への転職は、魅力を感じていた上流工程の知見を深めたいと考えたからです。当時、電力自由化に伴う電力小売りに関するプロジェクトに参加し、顧客管理システムを担当。お客さまのシステムに対するニーズや課題を具体化し、要件へ落とし込むという業務を通じて、SEとして成長の実感がありました。
一方、ベンダー、コンサルタントの仕事は、基本的にお客さま先に常駐のため、会社への帰属意識が希薄であると常々感じていました。事業会社で働くことで、自身の成果が自社のビジネスに直結するフィールドを求めて再び転職することを決意。三井住友海上は、これまでのキャリアをフルに活かせる環境であったこと、社会的意義が高い損害保険に携わることで、自分の仕事に誇りが持てると思ったこと、そして面接の際、入社時の上司である面接官から受けた人柄の良さ、真面目さ、真摯な姿勢など、その印象が非常によく、「この人の下で働きたい」と思ったことが入社の決め手になりました。
subject02

現在の仕事内容について
教えてください。

入社後、代理店の方が利用するオンラインシステムを刷新するという大規模プロジェクトのメンバーにアサインされました。当社のグループ会社であるMS&ADシステムズとの協働で進められたもので、私はビジネス部門とシステム部門の間で、システム開発要件や開発コスト、スケジュールなどの各種調整業務を担当しました。その後、傷害新種保険領域のシステム要件定義、設計工程などの業務を経て、現在は新しい業務領域にチャレンジしています。
現在のミッションの一つが、クラウドCoE(Center of Excellence)としての顧客管理プラットフォーム(CRM)活用支援です。クラウドCoEの役割の一つは、自社システムのクラウド化の推進やガバナンスを構築すること。社内でクラウドの積極的活用が推進されていますが、社内の有識者が少なかったこともあり、私自身も勉強しつつ業務に取り組んでいます。当社で採用しているCRM製品は、顧客管理や営業支援等に有効なクラウドサービスである一方、ローコードノーコードでビジネスアプリケーションを構築できる開発・実行プラットフォームとしても優秀です。その製品の活用において各部署への適切なアドバイスや提案、コンサルティングを行うことで、クラウド活用を推進しています。
もう一つの私のミッションが、会社の将来を見据えたIT構造最適化の検討です。事業継続を支えるシステム構造の実現やDX対応力の向上を目的としており、全体のシステム構造を変革し、会社の未来を担う業務であり、その手応えの大きさに確かなやりがいを感じています。
subject03

前職との違いは?
これまでの経験が活かせる点は?

前職ではお客さま先に常駐し、プロジェクト単位で仕事をしていたため、プロジェクトが目的を達成し体制が収束すると次の現場へ、という仕事のやり方でした。当社に転職して感じるのは、事業会社だからこそ、一つの仕事により長く携われるということです。たとえば、IT構造最適化の取り組みは数年から10年単位のスパンになると言われています。仕事に連続性があることで、自分の生み出した成果が自社のビジネスに繋がっていく実感があり、前職とは異なる新たなやりがいを得ることができています。
前職、前々職では、システム開発のほぼすべての工程を経験しており、オンライン刷新などの大規模プロジェクトにおいても、次にどの工程に向けてどんな準備をしておくべきか、大枠を把握することができました。それは、要件定義やシステム設計の際にも活かされ、プロジェクトの推進に役立ったと思っています。またプロジェクトの立ち上げに関わる機会が多かったため、DevOps※の考え方を学ぶ機会がありました。現在取り組んでいるIT構造最適化の検討においても、開発効率向上は一つのテーマですので、検討をすすめる際に実体験を持って推進することができると感じています。

※DevOps……「開発(Development)」と「運用(Operations)」を組み合わせた造語。開発担当と運用担当が緊密に連携して、柔軟かつスピーディーにシステム開発を行う手法のこと。
subject04

いまの職場の雰囲気について、率直な感想は?

入社当初、印象的だったのは、決して一人になることがなかったということです。先輩に付いて一緒に仕事をする中で、丁寧な指導、適切なアドバイスを受けて業務内容を理解していくことができました。キャリア入社の人を受け入れる体制が整備されていると感じましたし、先輩方の何を聞いても答えてくれる面倒見の良さは、特筆できると思います。新しい職場に入る際の不安や懸念は、まったく感じませんでした。また金融業界ということで固い企業文化のイメージを持たれる方も多いと思いますが、最近では、上司も含めてメールなどでも「さん」付けで呼び合う文化に変わり、座席もフリーアドレスなので、従来以上に風通しが良くなったと感じています。さらに業務上の無駄をなくして生産性を高めることで、週に2回は17時台に退社することが奨励されており、より働きやすさを実感しています。
私がそうであるように、これまでのキャリアを活かすことができる場が当社にはたくさんあり、それによって確かなやりがいを手にできます。社内・社外のシステムが大きく変わっていく中、当社はチャレンジ精神旺盛な人、自身を大きく成長させたいと思う人には絶好のフィールド。まずは、キャリアの大小にかかわらず、飛び込んでみることをお勧めします。
subject05

今後のキャリアビジョンについて教えてください。

クラウドの活用という面においては、まだまだ展開できる部分が多いと感じています。長期的でチャレンジングな取り組みであるIT構造最適化の検討を行うには、各個人のスキル、組織、企業文化も含めて変革する必要があり、まずは、自身のクラウド周辺の知識・スキルを向上させることが必須であると思っています。コンサルタント的なクラウドCoEの立場に留まらず、実際にクラウドに触れる機会を増やしながら、開発・構築にも関わるなど、CoEの役割を広げていきたいとも考えています。
目指すのは、クラウドという分野をリードする専門性を有したスペシャリスト。そのため、IT構造最適化というシステム構造変革の検討で経験を積みながら、クラウドベンダーが提供する上位資格取得を目指していきたいと思っています。そして将来は、会社のITを牽引する人財に成長していきたいですね。
1day Schedule
1日のスケジュール
  • 8:45
    出社
    1日の予定・ToDoの確認
  • 9:00
    社内ミーティング
    IT構造最適化、次期ネットワーク構造等に関して打ち合わせ
  • 11:00
    必要資料・情報収集
    IT構造最適化に関する資料・情報をチームメンバーと共有
  • 12:00
    昼食
  • 13:00
    資料作成
    進捗報告のための部内用の資料作成、事務処理
  • 15:00
    セミナー参加
    取引先(S社)のセミナーに参加し情報収集
  • 16:00
    社内ミーティング
    IT構造最適化、次期クラウド基盤構築に関して打合せ
  • 18:00
    退社
    帰宅後は子どもを寝かしつけ、趣味のランニング