My Career

2011年
入社後に火災新種損害サポート部 国際保険金お支払センターに配属
2016年
三井住友海上 アメリカ現地法人でクレーム実務や駐在員業務について研修
2017年
火災新種損害サポート部 国際保険金お支払センターで海外発生事故を担当
2019年
三井住友海上 中国現地法人に出向
2024年
海外事業部にてM&Aを含む海外事業投資に関する業務に従事

Work

現在の仕事内容を教えてください。

中国現地法人での業務は大きく3つに分けられます。1つ目は保険金の支払い業務で、現地で発生した賠償事故の対応を行っています。損害サポート領域の全保険種目をカバーし、主に日系企業のお客さまの事故対応にあたっています。事故の一報を受けた後、現地スタッフや弁護士事務所とスピーディーに連携。国内外の関係者を包括的にサポートしながら、解決まで導いていきます。
2つ目の業務はロスプリベンションサービスで、保険契約者や被保険者の損害を未然に防ぐ目的で行っています。この活動は保険会社がリスクを最小化し、事故や損害の発生を予防するための取り組みとして非常に重要です。データの収集・分析、現場調査、改善提案、活動方針の策定などを通じて、安心して事業を継続できる環境を作り出せるように努めています。
3つ目の業務は「新規業務」で、他部門や外部と協業しながら新たなロスプリメニューの提案や、保険サービスの開発に取り組んでいます。自身の専門性や得意分野を活かして、新たな領域に挑戦する機会も多くあります。

プロジェクトや普段の仕事で成長した点を教えてください。

香港に赴任してからは現地スタッフのマネジメントにも取り組んでいるので、ピープルマネジメントのスキルが鍛えられています。また「新規業務」では、日常的に提案書を作る機会も増えており、お客さんと一緒に大規模なプロジェクトを進めていくことも。その中で自然とプロジェクトマネジメントの能力も高まっているように感じます。
中国現地法人は、日本語を使えるメンバーが多く、業務に関わるコミュニケーションの7割は日本語です。残りの3割は中国語や英語なので、少しずつ語学力も上達していると思います。

今まで利用した社内制度はありますか?

「MSビジネスユニバーシティ(MSBU)※」を2回利用しています。最初は2016年から1年間のアメリカ研修で、駐在員の業務の中で必要になってくるクレーム実務や保険の法律に関する知識を学ぶことができました。海外で働きたいと強く感じる有意義な研修でした。
2度目のMSBUは2023年7月からの海外MBA(イギリス)で、現在も業務時間が終わってからオンラインで受講しています。マネジメントを含む幅広い分野について学べるのはもちろん、グローバル企業の受講者が多い環境なので刺激を受けることも多いです。

※MSビジネスユニバーシティ(MSBU)……豊かな国際感覚と専門性を備えた各分野のスペシャリストを育成するために、語学研修(中国語、スペイン語等)や海外事業研修、専門人財育成研修(経理、システム、再保険など)、MBA取得研修などに社員を派遣。中長期的な視点に立って戦略的にグローバル人財の育成を図っています。

現在向き合っていることについて教えてください。

「新規業務」で新たなプロジェクトに取り組むときには前例がなく、手探りの状態からスタートすることも。上手く進めて形にできるのかどうか不安に感じることがあります。例えば、ロボットによる故障予兆技術を使った保険サービス開発や、ドローン画像の3Dモデリングなど、最先端のテクノロジーを活用したプロジェクトも多いような印象です。
そういうときには、様々なステークスホルダーと密に連携しながらも、自分自身でとにかく手を動かしてプロジェクトを前へ進めていくことを意識しています。「絶対に最後までやり遂げる」という思いが大事なのではないかと。同じように強い思いのメンバーがいるとプロジェクトがスムーズに進んでいきます。

三井住友海上で挑戦したいことはありますか?

今後のキャリアで挑戦したいことはたくさんあります。まず、海外での経験が増えているので、それらを活かしたグローバルな働き方があります。また、今までの保険金の支払いや、事故防止などロスプリベンションサービスについての知見を活かせる業務に携わっていくのも魅力です。さらに、新たな保険商品をつくったり、海外へ事業投資をしたりする部門にも興味があります。多様なキャリアをそれぞれのステージで選んでいけるのが、当社の魅力だと思います。

学生のみなさんへメッセージをお願いします。

損害保険会社では社会公共性の高い業務に取り組むことができるので、学生の皆さんにおすすめしたいです。私自身も2011年に発生した東日本大震災の直後に入社し、5月には被災地で事故対応にあたりました。そこで目の当たりにした被災現場や、被災されたお客さまからの「ありがとう」の言葉が今も心に残っており、保険会社で働く社会的な意義を強く感じています。また、私たちがお客さまへお支払した保険金が、被災地域の早期復興に役立ったことを知り、保険会社のダイナミズムや、その使命を理解することもできました。
損害保険会社では、他にも社会貢献を感じられる場面が多くあるので、この仕事の魅力を学生の皆さんにも体感していただきたいですね。

1Day schedule

8:00
出社
9:00
決裁・相談業務
10:00
DX関連の社内打ち合わせ
11:30
昼食
13:00
本社関連部門との打ち合わせ
15:00
お客さまとの打ち合わせ
16:00
1on1 ミーティング
19:00
退社
20:00
MBAの授業参加・グループワーク

Off time

週末は家族と過ごす時間が多く、子どもと一緒に近くの公園に行ったり、宿題を見たりしながらゆっくり過ごしています。中国雑技団の公演などがやっているときには、みんなで楽しむこともありますね。それ以外の時間は、オンラインで受講しているMBAの課題や授業の準備に使っています。体を動かすことも好きなので、ジムで心身ともにリフレッシュするのが習慣になっています。

仕事相関図

  • 社内

    営業部門、商品部門、再保険部門

  • 社外

    お客さま、ブローカー、海外の弁護士、
    海外の各種専門家、海外のロスアジャスター