向き合うから、強くなる。
人々の暮らしに寄り添ってきた保険は、
社会の変化に伴い変わりつつある。
その可能性を広げるのは、
三井住友海上の社員一人ひとりの挑戦だ。
NIKKEI TIE-UP
向き合うから、強くなる。
人々の暮らしに寄り添ってきた保険は、
社会の変化に伴い変わりつつある。
その可能性を広げるのは、
三井住友海上の社員一人ひとりの挑戦だ。
再保険とは、簡単に言うと「保険会社の保険」。当社単独で引受できないリスクを、再保険会社に出再する形を取っています。そのために、当社が保有している自然災害のリスクおよび当社のリスクを引き受ける再保険会社の財務状況などのモニタリングは不可欠です。経営とも密接する業務であり、やりがいがあります。
また、PPP(Public Private Partnership) ユニットにも所属し、発展途上国を中心に、公共の保険制度の構築に努めています。現在、自然災害によって発生した経済損失の約2/3が保険で補償されていません。例えばアメリカでは経済損失の50%ほどは保険で担保されていますが、東南アジアではその割合は20%ほどに下がり、アフリカになるとさらに深刻な状況です。保険損害と経済損失を「プロテクションギャップ」といい、社会的な課題。こういった地域に暮らす人々にも安心安全を届けることは、保険会社の本質であり、存在意義でもあります。会社の利益を保ちながら、損害保険という社会インフラを世界中に広めることには、やはり大きなやりがいを感じます。「プロテクションギャップ」の解決に向け、世界銀行主導のプロジェクトなどに積極的に参画し、誰しもに平等な保険制度を届けるように努めています。
これからのPPPの在り方を考えると、中国のマーケットは重要と考えています。まだ中国国内でのみ展開するキャピタルが多いので、今後は香港でMBAを取得し、中国ビジネス界でのコネクションを広げていきたいです。そしていつか、アジア・アフリカに新しいPPP制度をの当社主導で構築することが私の目標です。
#Challenge
自然災害に関わるリスク管理のほか、信用リスクのモニタリングを担当。海外官民連携(Public Private Partnership) ユニットでは、発展途上国等を支援する保険制度の構築に注力。世界的な課題である「プロテクションギャップ」の解消を目指しています。
#Off-Time
日本の城巡りが好きで、先日も3,500kmほどドライブして和歌山城から大阪城、白鷺城、岡山城、松江城、四国の松山城、高松城まで巡りました。
地域に合った保険提案は、社会的な意義のある仕事です。函館の地域特性として、水産系の食品製造業が多いことが挙げられますが、なかにはまだ、水害による工場被害などに備えられていないケースもあります。金融商品である保険は、目には見えないリスクをイメージしてもらうことが大事。イメージがわきやすいように、過去のリアルな事故事例を交えた提案を心がけています。
また、三井住友海上では、全国の自治体と連携して防災・減災にも取り組んでいます。例えば、さまざまな企業の車両に導入いただいたドライブレコーダーの映像を活用する「ドラレコ・ロードマネージャー」のサービスは、地域の道路調査や修繕にも活用されています。
損害保険は、事故の際に保険金をお支払いすることで、個人の生活や企業経営を再建できる素晴らしい商品です。ただ、世の中のリスクやお客さまのニーズも多様化するなかでは、さらなる顧客理解が必要です。社内の「マーケティング研修」では全国の事例を共有できるので、積極的に参加し、ニーズの把握に努めています。
大学では化学を専攻しており、保険の知識はまったくなく、入社当初は戸惑いばかりでした。代理店の皆さまにご迷惑をおかけすることもありましたが、誠実に応対することで少しずつ信頼関係を築き、3年目の今ではプライベートでゴルフにも出かけるほどになりました。大学時代に身につけた「仮説をたて、実験し、分析する」という習慣は、保険提案にも自分の働き方にも活かせています。お客さまが想定できていなかったリスクを正確に分析し、最適な保険を提案することも、大事な役割だと感じています。
#Challenge
リテール営業部門に所属。ビジネスパートナーである金融、不動産、中古車販売など多様な代理店さんたちと、地域課題の解決に取り組んでいます。新規代理店の開拓にも積極的に携わり、マーケットの拡大にも取り組んでいます。
#Off-Time
もともとアウトドアレジャーが好きなので、北海道は楽しみの宝庫です。休日には友人たちとキャンプに出かけ、北海道の自然を楽しんでいます。
宇宙業界には衛星開発、ロケット開発、保険の3つが必要とされており、保険は不可欠な存在です。とくに近年は、宇宙産業も官から民に移行し、多くの企業が一丸となって発展に取り組んでいる業界。私も若手の勉強会やコミュニティに参加するたび、開発に携わる方々の熱意を肌で感じています。単なる損害保険のご提供に留まらず、宇宙ビジネスに関わる方々が安心して働ける環境づくりのご支援に取り組んでいます。
「三井住友海上として何ができるか」は、常日頃から考えるテーマです。宇宙産業では技術開発が非常に進んでいて、衛星データの活用など、”宇宙”が人々の生活をより豊かにする可能性がたくさんあります。ただ、ビジネスへの転用はまだ発展途上なのが現状。スタートアップ企業は、資金面で厳しい状況もあります。そういった人々の思いを、どうビジネスに落とし込み、カタチにするかをいつも意識しています。
2022年12月には、日本初の民間月着陸船「HAKUTO-R」の打ち上げも成功し、先輩方の中には10年近く携わって「やっと」という思いの方も多く、すごく盛り上がっています。そんなタイミングで宇宙産業に携われるのは幸運ですし、挑戦を支える意義を日々実感しています。1975年と早くから宇宙保険に携わる弊社のノウハウを活かし、宇宙ビジネスの架け橋として発展の手助けをしていきたいです。
数年は今の部署で宇宙業界の専門知識を深めたいと思っていますが、「世界で活躍できる人財になりたい」という夢もあります。グローバル人財の育成制度にも積極的に手を挙げ、日本に限らず幅広い分野で新たなビジネスを生み出していきたいです。
#Challenge
宇宙マーケットのスタートアップ企業を担当。経営サポートや事業リスクの洗い出し、従業員の方の福利厚生整備まで、多岐にわたり支援しています。宇宙保険の引受のほか、衛星データの利活用など新ビジネスのご提案も行っています。
現在のミッションは、北米での中小企業の成長やサステナビリティの支援です。一社一社のリスクに基づいた保険を提供するとともに、先を見据えたサービス提供を目指しています。中小企業への支援は、日本の保険会社でも開拓中の分野であり、私が出向しているNext Insurance社には、伝統的な日本の保険会社にはないノウハウがあります。このNext Insurance社とのアライアンス(提携)で、三井住友海上との架け橋をつくり、新たなビジネスを作る先導役になっていきたいと思っています。そういった大義名分を持って、一人ではなく仲間を募り、一緒に進んでいきたいですね。
キャリアの転機は研修で訪れたドイツで「君は何のプロなの」と聞かれ、答えられなかったこと。「損害保険のプロになろう」と、損害保険最高資格であるCPCUを取得。努力は裏切りません。一歩踏み出すことで世界が変わることを実感しました。
その点、三井住友海上の一番好きなところは、個人の努力を見ていてくれること。私が今の業務に就いているのも、過去の延長線上にあると思います。Next Insurance社は名だたるテック企業出身者が多く、刺激的な環境にありキャリアに対する考え方も変わりました。今後は英語での交渉力といったソフトスキルから、戦略、デジタルマーケティングなどのハードスキルを身につけるため、UCLAアンダーソンのビジネスコースに1年間通う予定です。
#Challenge
米Insurtechスタートアップにて次世代デジタル保険に触れ、伝統的保険会社との協業に挑戦。
過失割合や示談の交渉では、必ずしもお客さまの希望に沿えるわけではなく、ときには厳しい言葉を投げかけられるときもあります。一方で損害保険は、事故によるマイナスをゼロに戻してさしあげられるもの。鹿児島という土地柄か、解決したあとに「保険があってよかった」「本当に助かりました」とわざわざお礼の電話をくださる方も多く、業務に向き合うモチベーションにつながっています。
もともと顔が見えない電話でのコミュニケーションは苦手でしたが、それはお客さまにとっても同じ。事故に際して、お客さまが置かれた状況はさまざまです。まずはお体の状況を尋ねたり、声のトーンや口調に気を配ることができるようになりました。
なかには聴力が不自由な方と、FAXでやりとりをさせていただいくという事例もありました。お客さま一人ひとりに寄り添った対応が必要となりますが、何より大切にしているのは「聞く」ことです。それだけで気持ちが楽になる方もいらっしゃいます。今後はお気持ちを引き出すための「質問力」も磨いていきたいです。
幸いにも経験豊富な先輩に囲まれ、質問もしやすい職場なので、困ったらすぐに相談しています。また、三井住友海上には「ファミリー制度」と「ブラザーシスター」という存在があります。私には5年先輩の方がついてくださり、隣の席でいろいろ教えていただいています。上司も「少しずつ成長していっている」とたびたび声をかけてくださって、周囲に温かく見守られながら育てていただいていると実感しています。
先輩方の多様な働き方を見るうち、自分の将来にいろいろな選択肢も見えてきました。今は業務を覚えることで精一杯ですが、いつか外国籍の方の事故対応をする部署なども体験してみたいです。
#Challenge
自動車保険の支払いに関して、車・物損に関連する業務に従事。日々、事故状況の聞き取りや関係各所への連絡、過失割合や示談における相手方の説得まで、幅広く担当しています。
#Off-Time
大学時代に留学で身につけた英語力をキープするため、英会話に通っています。今は業務で精一杯で週に1回しか通えませんが、いつか海外との業務にも挑戦できるよう続けていきたいです。