私が所属する営推チームは、営業担当が営業成績を伸ばしていけるよう、さまざまな施策を行っています。その中で私は、営業成績に関するデータ分析や統計資料の作成、社内ホームページの作成、営業の成功事例の紹介といった業務を担当しています。データ分析を効率的に進めるため、普段からExcel関数の本やインターネットで調べたりして知識を身に付けています。それでもわからないときは同僚や上司に教えてもらいながら、自分の出来る範囲を広げています。やるべき仕事が増えてしまって大変なこともありますが、私は毎朝その日にやることを書き出して、優先順位を考えて業務を進めるようにしています。それでも大変なときは、チームメンバーに業務の分担をお願いします。三井住友海上では、障がいがあるからといって特別視はしないので、遠慮して自分から声を上げないと何も変わりません。でもメンバーはみんな優しく、自分から行動を起こせば、必ずサポートしてくれます。三井住友海上には、初めての人でも気軽に声を掛けやすい雰囲気があり、すぐに打ち解けられるので、楽しく協力し合って仕事を進めることができています。

担当業務の一つに、営業部門に所属する社員向けの社内ホームページ作成があります。その中の販売ツールのページを私が担当したときのことです。自動車保険の補償の種類はたくさんあり、掲載する情報はかなりの量になります。見る人の利便性を考えて、出来るだけ少ないスクロールで掲載するための工夫として、画像イメージにカーソルを合わせると、拡大して必要な情報が見られるようにしました。作り方がわからず、システム担当の方に相談して教えていただいて作成したのですが、営業担当者の方から好評で「とても見やすい」という言葉をいただきました。また、他部署の方からは「真似させてもらっていいですか」「作り方を教えてください」という連絡をいただき、とてもうれしかったのを覚えています。営業推進のためのホームページですので、営業キャンペーンなどの場合には、伝えた情報をいかに目立たせて、営業の方に見ていただき、営業活動に役立てもらえるかが重要なポイントになります。もっともっと良いホームページにするために、学生時代に学んだグラフィックデザインの知識を活かしながら、他社のホームページを見てよい部分は参考にするなど、常に研究をしています。

私は、「どうしたら営業担当者の方に喜んでもらえるか」を考えて毎日仕事をしていますし、これからも、施策が伝わりやすいようにいろいろな工夫してきたいと思っています。そのためには、もっと自分のスキルを磨いていかなければと感じています。三井住友海上は、「チームWITH」という障がい者職場定着推進チームがあり、何かあったときには相談に乗ってもらえます。また年に1回、障がい者向け研修があり、全国の社員が集まって情報交換をしています。さらに「チームWITH」では配属の際に障がい者の詳しい情報をまとめた資料を作成してくれています。「聴覚障がい者は振動に敏感です」といった、意外と知られていない情報もメンバーに共有して、障がいに対する理解を深めることができます。チームメンバーも口を大きく開けて話をしてくれますし、週1回のチームの打ち合わせの時には、毎回メンバーが交代で筆談役になってくれますので、チームメンバー全員と自然にコミュニケーションがとれます。本当に皆さんがとても優しくサポートしてくれますので、私もそれに応えて、今以上に必要な存在だと思われるように頑張っていきたいと思います。