Career Story

キャリアストーリー

主体をもって自ら動けば 必ず何かを変えられる! シリコンバレーで 生まれる交流が イノベーションの源泉に

榎本 真太郎

MS&AD Ventures Inc.
シリコンバレー駐在 課長代理

01

海外で、日系企業のバリューを
上げる仕事をしたいと考えた

私は父の仕事の都合で小学2年から約10年間をアメリカで過ごしたのですが、当時は多くの日系企業がイノベーションを起こして活躍していた時期でした。私自身も誇らしい気持ちで、日系企業のプレゼンスが海外で暮らす日本人に大きな影響を与えることを実感。自分も海外で日系企業のバリューを底上げする仕事をしたいと考えて、幅広い企業に接点を持てる保険業界を志望し、三井住友海上に入社しました。入社6年目の2019年にチャレンジした海外派遣研修制度(MSBU)を経て、2020年4月からMS&AD Venturesに所属してシリコンバレーに駐在しています。

MS&AD Venturesは、未来の保険会社の姿を創ることに挑戦し、MS&ADグループの持続的な成⻑に貢献することをミッションとして掲げているコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)です。海外スタートアップに投資を行うほか、グループのイノベーション活動を推進する事業開発業務を行っています。私は後者をメインに、海外スタートアップの先進技術やビジネスモデルを取り入れた、当社の保険事業のバリューアップや新規事業の創出に携わっています。

具体的には、ユニークなデータセットや分析技術をもつスタートアップとの協業によって、既存事業の効率化や課題解決につなげること。たとえば、衛星空撮画像などの地理空間データや気象データを活用して、保険の引き受けの高度化や、クレームオペレーションの簡素化など、既存の保険のオペレーションを改善する取り組みなどを行っています。そのほか、Web3.0(新しい時代のインターネット)などの新しい領域で「保険会社が将来この領域でどう勝負すべきか」という仮説を立て、グループ会社をも巻き込んだ新規事業案件を立ち上げるなど、従来の保険の枠組みに捉われない収益創出にも積極的に挑戦しています。

02

シリコンバレーは 正解を探すのではなく、
創りにいく場所

これまで、当社の代表としてシリコンバレーに駐在し、年間で数百社におよぶスタートアップのCEOやベンチャーキャピタルなどと面談し、一流の人財と協業に向けたビジネスのやり取りを行ってきました。感じるのは、シリコンバレーは正解を探す場所ではなく、正解を創りにいく場所だということ。ソリューションにフォーカスするのではなく、自ら仮説を立て、数ある課題の解決法を検証しながら未来像を描いてビジネスへとつなげていきます。

またオープンイノベーションの雰囲気にあふれていて、異業種と接しやすい環境が整っているのもこの場所ならでは。誰もが共通の社会課題を認識し、一緒に解決しないか?と他社に声をかけていきます。近くのコーヒーショップに行くと、「こんなビジネスモデルを創ったら、きっとみんなの生活が豊かになるんじゃないか?」という会話が日常的に飛び交っているんです。そんなマインドを当たり前のように持っているのがシリコンバレーだと感じています。

03

世の中を動かせるような 新たな価値を創造したい

ここでは、主体性を持って動かなければ何も始まりません。逆に旺盛な好奇心のもと、とりあえずやってみよう!という意識で自分からはたらきかければ、必ず突破口が開ける場所です。大切なのは、ファーストペンギンとなり、誰よりも早く発言・発信し、行動に移すという意識。そして、失敗を恐れないマインドです。私自身、「なんとかなる!」という精神で(笑)日々チャレンジしています。

保険は100年以上ビジネスモデルが変わっていない伝統的かつ特殊なビジネスで、まさに今変化を遂げようとしています。世の中にインパクトを与えるビジネスの作り方を深く学び、MS&ADグループの新たな利益の源泉となる新規事業を立ち上げたい。保険業界のゲームチェンジャーを目指す。シリコンバレーで生まれる様々な交流にはイノベーションの源泉があふれています。主体を持って自ら動けば必ず何かを変えられる。その想いを常に持ち続け、世界中の社会課題解決を先導する三井住友海上、その最先端でリードするMS&AD Venturesから、世の中を動かせるような新しい価値を創造していきたいと思っています。