


新人で配属されたのは、自動車事故の解決を行う損害サポート部門でした。そして担当を任されたのは、大きな取引のある自動車ディーラー代理店。前任者は経験豊富なベテラン社員でしたが、今度は新人の私が担当になったのです。代理店の方からは、1日に何件も問い合わせの電話が入ってきました。私が電話中で繋がらないときは、営業担当者に電話が入ってしまうほど。1日中、その方からの電話対応で追われてしまう。代理店も新人が担当になってやっかいな思いをしているだろう。今の自分にできることはと考えて思いついたのは、こちらから電話をすること。毎朝8:30に、「おはようございます。今日は何かございませんか?」と電話をかけるようにしたのです。これが功を奏したのか、4年目に部内異動の話が出たときに、「転勤じゃないなら担当を続けて欲しい」とお願いされ、結果的には6年間のお付き合いになりました。

入社10年目を迎えるころ、部長から「ちょっと来い」と呼び出しが。会議室に行くと、そそくさと部長は出ていってしまった。机の上には意味ありげに英文の資料が置いてある。何気なくその資料に目を通していると、暫くして戻ってきた部長から「なんて書いてあった?」と。アジア情勢と当社の海外ネットワークについて書いてあるようですね、と答えると「そういうことだから」と(笑)。副部長は「行き先は香港だ」と言う。しかし、当時、香港には自動車損害サポートのニーズはないはずで、再度確認をすると「あぁ、すまん、シンガポールだった」と。驚くより、笑うしかなかった突然の海外赴任辞令。それから1年間、シンガポールを基点に、インドネシア、台湾、フィリピン、タイ、マレーシアなどのアジア拠点を巡回し、各地の自動車損害サポート体制を構築するという過酷な仕事が待っていました(笑)。

本気で入社したいと思える会社に入って欲しい。それが当社であれば大変嬉しく思います。仕事は楽しいことばかりでなく、つらく厳しい場面に直面することがあります。そんなときエネルギーになるのは、入社を決めた瞬間の信念です。私の場合は、就職活動で会った先輩社員でした。忙しくしながらも非常に前向きな姿に憧れて、自分もこういう人になりたいと思った。その思いがずっと自分の支えになっています。人財育成で特に意識しているのは、社員一人ひとりの目を輝かせること。できるだけ一人ひとりと直接話す機会を作るようにしています。組織自体も風通し良く、何でも言い合えるようにしているので、「こんなことまで言うのか!(笑)」というほどに活気があります。
1984年 |
入社・自動車損害サービス(現・損害サポート)部門配属 |
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学生時代は軽音楽部でバンド活動に明け暮れた。就職活動で出会った営業の先輩の前向きな姿に憧れて、「こういう人になりたい」と思ったのが入社理由。 |
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1990年 |
首都圏の自動車損害サービス部 川崎駐在センター所長 |
1993年 |
海外研修生としてシンガポールへ |
1994年 |
帰国・損害サポート業務部 |
日本全国の損害サポート部員の教育研修と海外拠点のサポート。 |
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1997年 |
マレーシア国家のシンクタンク客員研究員(出向) |
世界経済や国際問題について調査・研究し、マレーシア政府に対して政策の提言を行う機関。 |
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1998年 |
帰国・アジア本部業務部 |
2001年 |
京都総合サービスセンター所長 |
半年後、三井住友海上合併 |
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2004年 |
神戸自動車第二サービスセンター所長 |
2007年 |
九州本部 九州損害サポート第一部 副部長 |
2009年 |
千葉埼玉本部 千葉損害サポート部長 |
千葉県内の13の保険金お支払センター、計335名のメンバーを率いる。「担当エリアは広いけれど、また来たのかと言われるくらいに、各拠点を回って、一人ひとりとコミュニケーションを取りたい」 |
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2011年 |
関西本部 兵庫損害サポート部長 |
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損害サポートの醍醐味と言えば、本当にさまざまな人に出会えるということです。年齢や性別、職業や価値観の違いなど、狭い日本でこれほどまでに、いろいろな方がいるものかと思いますよ。それも、事故という特殊な状況の中で、私たちは出会います。自動車事故の場合、一瞬にして被害者、加害者という立場を分けます。不安、怒り、動揺、悲しみ…さまざまな感情が入り混じり、複雑に絡み合っている事態を解決していくのです。無理難題を要求する方もいれば、日常生活に支障をきたし困っている方もおられる。その一人ひとりと向き合って解決していくのは、本当に難しい。けれど同時に、自分自身の手で事故を解決できるという特別な仕事でもある。損害サポート部門は、お客さまが偶然に起こしてしまった“事故”を通して、「ご契約の保険商品を最高の品質を持って具現化する」という重要な役割を担っています。お客さまから選ばれる“ブランド”を目指し、誇りを持って取組んでいます。私はこの仕事が大好きです。 |
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